My favorite Tokyo~#146 The last excuse(歌舞伎町の信号)
歌舞伎町に渡る信号です。
僕は東京にいる人って、東京で生まれ育ってない人って、どこかこの街にいる理由だったり、どこか自分自身に言い訳をしながら生きている気がしています。
余程覚悟を決めていない限り。
なぜ東京じゃなくちゃダメなんだろう?
東京にいる「積み重ねた言い訳」がなくなったら、人はどうなるんだろう?
冨山に帰ると決めた友人の言葉を借りて、自分の思いを混ざり合わせれば、自分は自分自身が文化の担い手の1人となることから、実は目を背けている気がするんだと。
いずれ老いていく地域社会のリアルから。
東京は目を背けるにはちょうど良い場所。
覚悟を決めた友の、場所を問わず輝き続ける人たちの眼差しにサングラスをしてしまいたくなる時もありました。
僕自身にはもう迷いはありませんが。
覚悟を決めないと生きていけない街。でも、覚悟の決めなくても生きていける街。
そのあいまいで東京は生きるし、東京の魅力でもあります。
僕は歌舞伎町の日常を知りません。仕事でもあんまり行かない場所です。
なので、90%はあくまでもメディアや人に聞いて作られたイメージで語ることを許されるならば、「歌舞伎町の信号」
ここを渡る時、人は何を思うのだろう?
もしかすると東京の人にとっては、日常の光景かもしれませんが、僕にここに東京がいっぱい詰まっていると思い、思わず足をとめてしまうわけです。