中島寛のMy favorite Tokyo

富山県高岡市出身の不動屋です。 東京が大好きです。富山(地方)出身者から見た・感じた東京の魅力(主に不動産や街の雰囲気について)を感じたままに書きます。

My favorite Tokyo~#123 過程だらけの街。


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去年の秋くらいに、
 
・東京には何もない。
・東京には遊びの結果しかない。
・地方・田舎には自由があって、自然なんかで遊びと、予期せぬことも起きて遊びにプロセスも可能性もある。
 
そんな記事を見ました。
 
人の東京への感じ方の違いなので、僕は反論はしませんが、東京がそんな風に思われているのは寂しいことだと思いました。
 
確かに東京には何でもあって、無いものを探すことが難しい位です。
 
「誰かが用意した」素敵な建物、空間、美味しいコーヒー、ご飯。
遊ぶ場所。
 
でも、思うのです。
確かに結果だらけですが、そのものが出来るまでのストーリーに想像力を働かせてみれば、それは最高の遊びだと。
そこには尽きることのない想像欲があると。
 
ある人は、それがきっかけとなり、その物が生み出された土地に・工房に、生み出した人にいくかもしれません。
ある人は、生み出す人になりたくなるかもしれません。
 
これって、最高に遊びであり、過程です。
 
それに今の東京はプロセスだらけです。
あちらこちらで再開発ラッシュ。
再開発については、賛否両論があるので、ここでは触れませんが、物事が作られていく過程を見るのも最高の遊びです。
 
仕事上、時々物件のオーナー様とお話しする機会があって、規模問わず、そこには必ず人の思いと歴史、形にするまでの過程があります。
 
僕は富山に帰った時に、寂しいなと感じたのは、逆に過程しかない街で、結果まで終わりなき戦いを強いられているようで、消耗しました。
 
富山も大好きですが、「過程」と「結果」を味わることのできる東京も素晴らしい街です。