My favorite Tokyo~#44 山の見えない東京
どこに行ってもビルだらけ。
そんな東京が大好きです。
都会で暮らし始めた時に不思議な感覚だったのが、山の見えない街であったことです。
富山にいた頃は、視界に入っていると気付かない位に、眼に山がありました。
それが東京では坂の上、ビルの上、川沿い、海沿い、時々電車の中。
そんな場所にあえて行かないと山が見えません。
(僕の行動範囲の中)
そして、思うのです。
ここ1年富山に帰ることも増え、山っていいなと。
正直、登山は嫌いです。
虫も動物も苦手ですし、汗をかき、ハアハア行って、時には命をかけて、あえてトイレもシャワーも電気もない、不便な場所に行くことは僕には無理です。
いくら登りつめた時、想像を超える景色が、感覚が待っていようと。
ただ、ただ、思うのです。山っていいなと。
高層ビルに登ることは簡単です。
東京タワーもスカイツリーも。
超高層ビルを見るたびに思うのです。
自然と故郷の山を思い浮かべて。
自然の山の登り方はいくつもあって、ダメなら一旦降りて、違うルートを探して、また登ればいい。
それは失敗とは言わない。何歳になっても。
誰に笑われることもない。
また、こうも思ういます。
頂上だけ見てもいけない。足元も見なさいと。
そして、誰もが見つけていないルートを見つけ、頂上にたどり着いた時、あるいはごくわずかの人しか登り終えたことしかない、ルートを登り終えた時、伝説にも記憶にもなると。
明日からまた頑張ろう!!!