中島寛のMy favorite Tokyo

富山県高岡市出身の不動屋です。 東京が大好きです。富山(地方)出身者から見た・感じた東京の魅力(主に不動産や街の雰囲気について)を感じたままに書きます。

その時、歴史は動いた。

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未来の感じさせるリニアの工事着工のお知らせの一方で、閉店をお知らせの張り紙も目立ってきてました。

表参道の交差点、みずほ銀行の向かい側、78年間、営業されてきた布団屋さんです。
こんな張り紙を見ると、去り際って大事だなって思ったり、ありがとうございましたって思ったり(買ったこともないくせに)します。


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この後に、何が出来る(入る)のだろう?

20~30坪位の個人オーナー様のビルだったらいいなと思います。


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再開発によって作られた最新の超高層ビルも惹きつけれるけれど、最近、1フロア30坪未満の個人オーナー様のビルが面白いです。

メディアに大々的に報じられているような、「絶賛ビルの空室率低下中」とは違って、個人オーナー様が所有されているような、30坪未満のビルはまだまだ空室だらけです。


何とか空室を埋めようと、皆さん、いろんな工夫をされています。
例えば、改装自由にしてみたり、交流スペースを作ってみたり。

そして、そこには必ずビル独自の物語と思いがあります。


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それはオーナー様だけではありません。
独立時、初めてのお店オープンなど、ココカラの場所になる30坪未満のビルは、入居者さんにもいろんな物語があります。

融資に駆けずり回ったり、本当にここで良いのか?と四六時中物件のことが頭が離れなかったり。

そして決断の時、まさしくその時歴史は動いた。です。

ちょうど午前、築52年の渋谷の駅前のまさしく個人オーナー様のビルに、人生をかけた店舗を出店されるお客様のビルをご案内、そこから見える渋谷の再開発、帰りに見た張り紙。

いろんな状況が重なって、熱狂中のお昼休みでした。

明日はどんなビルに出会えるのでしょう。


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ちなみに、写真のビル。
渋谷の宮益坂の入口なので、目にしたこともある方もいらっしゃると思います。
このビルにも、なるほどーと思うお話しがありました。