歴史と生きるのか?歴史を作るのか?
雪が降りそうで降らない都内。
グッと応える寒さも、東京はじめまして・ありがとう。またねと。街が新陳代謝を迎える胎動だと思えば、自然と体と心も熱くなります。
例えば、世田谷区は5年に1度、半数の人が入れ替わります。
まさしく、袖振り合うも・・・・
1年で1番好きで、感情を感じる季節かもしれない。
昨日、表参道の築約60年の都営住宅の再開発の正式決定がニュースが飛び込んできました。
そして、最近、2日に1回程度、場所は銀座で同じく築40年超、60年程度の物件をご案内する機会に恵まれています。
僕もまだまだ勉強中ですが、築40年超のビルはそのひとつひとつにフカイイストーリーがあってとても味わい深い。
もちろん、耐震性や機能性、設備面では最新のビルには太刀打ちできないません。
天井が低かったり、梁があったり、EVが狭かったりと。
人はビルを選ぶとき、どうしても新しいものに目が行きがちですが、「古民家」の価値を見出している方が増えているように、「古ビル」という価値観がもっとあっても良いのでは思ってしまいます。
・歴史と生きるのか(古ビル)
・歴史を作るのか(新築ビル)
中々面白い選択だと思います。
ちなみに、僕調べですと、築40年超のビル・建物を見学を1番しやすい場所は銀座です。
徒歩15分以内で、「奥野ビル」や「中銀カプセルタワービル」をはじめて、ほとんどのレトロビルを見ることができます。
銀ブラついでにどうぞ。
ついでに「銀座にはなぜ超高層ビルがないのか」という本を読んで歩くと、銀座の街づくりに対しての関わる方たちの思いを感じることができて、より面白いです。
最後に、僕は全ての「古民家」「古ビル」を絶賛しているわけではなくて、再開発や取り壊すことも大事だと思っています。